なぜ和室の畳は「右回り」に敷くのか?【11/5更新】 | 宇都宮の中古物件・中古住宅なら小金井不動産株式会社

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なぜ和室の畳は「右回り」に敷くのか?

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  • なぜ和室の畳は「右回り」に敷くのか?

    なぜ和室の畳は「右回り」に敷くのか?

    1. 縁起と風習:「祝儀敷き」と「切腹敷き」
    和室の畳の敷き方には、大きく分けて「祝儀敷き(しゅうぎじき)」と「不祝儀敷き(ふしゅうぎじき)」の2種類があります。日常で使われるのが「祝儀敷き」です。

    ① 「T字」を作り、畳の角を4つ合わせない
    祝儀敷きでは、畳の角(目地)が「十」の字に4つ重ならないよう、必ず「T」の字(三つ目)になるように配置します。
    畳の角が4つ集まる「十字」の敷き方は、吉凶の観点から縁起が悪いとされ、特に「切腹敷き(または陰の敷き方)」と呼ばれて嫌われました。

    ② なぜ「切腹敷き」と呼ばれるのか?
    武家社会の時代、切腹を行う儀式の場(切腹の間)では、中央に畳を1枚置き、その周囲を囲むように「十字」ができる敷き方をしました。
    また、葬儀や法要などの「不祝儀」の際も、畳を平行に並べる敷き方(現在でも大広間や寺院で見られる敷き方)をするため、日常の住まいでは「十字を作らず、渦を巻くように(右回りに)敷く」のが定着しました。

    2. 実用面と構造上の合理性
    縁起だけでなく、建物の構造や畳の長持ちという観点からも「右回り(T字)」は非常に理にかなっています。

    ① 畳の摩耗(傷み)を防ぐ
    畳の角が4つ集まる「十字」の部分は、人が歩いたときに体重が一点に集中しやすく、畳の角(へりや床)が擦り減ったり落ち込んだりしやすくなります。
    「T字」にずらして敷くことで、加重を分散させ、畳同士が互いを支え合う構造になるため、畳が傷みにくく長持ちします。

    ② 隙間風と摩耗を抑える「右回り」
    人間は右利きの人が多く、歩く際や敷居をまたぐ際に無意識に右足から踏み出す傾向があります。
    入口から見て「右回り」に畳の目を配置することで、日常の足の動きと畳の目の向きが合い、い草(畳表)の毛羽立ちや畳間の隙間(ズレ)を防ぐ効果があります。

    3. 「不祝儀敷き」が使われる現代の例外
    日常では「祝儀敷き(右回り・T字)」が絶対ですが、現代でもあえて「不祝儀敷き(平行敷き)」をするケースがあります。

    寺院や旅館の大広間
    大勢の人が行き交う大広間では、デザインの統一感や畳の替えやすさ、儀式・法事での利用を考慮して、畳を同じ向きに並べる「不祝儀敷き(陣返し)」が採用されることがあります。

    葬儀・法要の際
    昔は自宅で葬儀を行う際、一時的に畳を不祝儀敷きに敷き替える風習がありました(現代ではほとんど行われません)。

 

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ページ作成日 2026-11-05

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